Q. 貴社の情報図書と他の市場調査会社のマルチクライアント調査レポートや自主企画調査資料との違いは何ですか?
情報図書全般に関しての疑問・質問・お問い合わせをまとめてみました。
A. 一般にマルチクライアント方式調査レポートとは同一調査テーマに関しての数社の顧客による相乗り調査企画という意味で用いられています。つまり単独で調査費用を負担した場合数百万円から数千万円もかかってしまうような調査テーマを、数社で調査費用を分割することで1社あたりの調査費用負担を軽減する調査企画手法です。しかしながらこのような調査企画の場合調査テーマがある程度特定化されているため参加企業数も比較的少数であり、その結果1社あたりの負担費用は比較的小額な調査企画でも40万円から60万円程度、高額な調査企画では数百万円以上と極めて高額な支出となることを否めません。
  このマルチクライアント調査企画資料に対して、参加企業数を特定化せず、また調査テーマや内容に関しても広く浅くと言った趣旨の調査レポートが自主企画調査資料です。同調査資料は低価格なものでは10万円前後から高額なものでも20万円前後と先ほどのマルチクライアント方式調査企画資料に対しては低価格ではありますが、一般の各種統計資料や比較的高価格なビジネス書と比べますと少々高額であることも否めません。
  弊社の
情報図書はこの自主企画調査資料と各種統計資料の中間に位置している出版物であり、内容的には一般の市場調査会社の自主企画調査資料と同等かそれ以上で、しかも製品価格的には市販の各種統計資料と同程度という、高品質低価格な出版物を目指している調査レポートです。
Q. 貴社の情報図書はどのようにして調査され、またどのような点に主眼点をおいて編集・制作されているのですか?
A. 弊社ではそれぞれの情報図書の制作にあたり調査対象企業への直接取材による調査データの収集作業と関連団体及び各種業界関係機関への情報収集作業を遂行し、それら収集した調査データを調査対象企業の該当事業部門の収益構造と対比させながら時系列・企業別・製品別・販売地域別ごとに販売実績を割り出してゆくという調査手法をとって調査・編集しています。端的に言えばまず調査すべき製品市場の概要とおおまかな市場規模を各種関連団体や業界関係機関の統計データで固定し、その中に各企業への個別調査取材で得られた調査データを織り込んでゆくという調査手法です。
  この調査手法はともすると関連団体や業界各種機関に加入していない企業の実績が排除されてしまうという欠点もありますが、とりあえず市場の実態を正確に把握するという観点において従来の各個別企業の販売実績の積み上げによる市場規模の算出より市場の実態の誤認識や市場規模の誤差の発生を回避する方法としては極めて的確かつ妥当な調査手法と思われます。
  また弊社では従来の調査レポートにありがちな数字中心の調査レポート制作手法から、
図表やグラフィックや文章を多用した"見やすく、読みやすい、短時間に市場の概要が把握できる調査レポート作り"と言う観点に情報図書編集・制作の力点を置いて制作しています。
粗っぽい言い方をすれば局所的な細かな数値よりも実際の市場規模や市場における力関係、そして市場が今後どういった方向に動きつつあるのかという点を読者に分かり安く伝達することを情報図書制作の主眼としています。
Q. 貴社の情報図書における調査データの算出基準と精度はどのように見ればよいのでしょうか?
A. 通常一般の調査レポートにおいて掲載されている調査データは、直接及び間接的に調査対象企業から収集された調査データをそのまま掲載する方法が主流となっていますが、この場合調査取材対象者によって提供される情報は必ずしも同一調査期間および共通の製品セグメントによる抽出調査データではないことも多く、また同調査データの局面的な部分においてもそれが工場出荷ベースであるのか流通在庫を含んだ販売ベースであるのか、あるいはまたディスプレイサンプルなどを含めた総販売台数であるのか必ずしも統一されていない場合があります。
  もちろん調査取材担当者は各調査取材対象者に対してなるべく統一した調査データの提供を求めるのですが、日々刻々と変動する製品市場の動向に関して自社販売実績といえども調査取材対象者において調査取材者が求めるような細分化されたデータを随時入手していないことも実情であり、また調査取材対象者によって提供される数値に関しても調査取材対象者によっては意図的な誤差が発生する場合も多いからです。
  これに対し弊社調査スタッフでは
取材により収集した調査データを調査対象企業の個別事業収益マトリックスと横断的に比較分析しながら整合性をチェックしてゆく手法をとることにより情報図書の調査データの精度の向上に努めています。